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沈黙の搾取

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ギャラクシー賞月間賞&北日本制作者フォーラム優秀賞 受賞

テレビ朝日系列で全国放送された、テレメンタリー2024 「沈黙の搾取 見過ごされた障害者虐待」がギャラクシー 賞の 10 月度月間賞を受賞。さらにHTB「イチオシ!!」で放送された「自衛隊車両海外流出問題 独自の追跡取材で防衛省が動く」が北日本制作者フォーラムで優秀賞を受賞しました。


2024.11.25

テレメンタリー2024 「沈黙の搾取 見過ごされた障害者虐待」がギャラクシー賞 2024 年 10 月度の月間賞に


mirucaスタッフが制作に携わりHTBで2024年10月20日(日)に放送した、テレメンタリー2024 「沈黙の搾取 見過ごされた障害者虐待」が、ギャラクシー賞 2024 年 10 月度の月間賞を受賞しました。

ギャラクシー賞は放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するために、1963年に創設されたもの。

キー局を含む全国の放送局が制作したあらゆる作品の中から選ばれる大変名誉ある賞です。


今回受賞したテレメンタリー2024 「沈黙の搾取 見過ごされた障害者虐待」は、北海道恵庭市の牧場に長年住み込みで働いていた知的障害者3人が、虐待を受けていたとして、牧場主と恵庭市を相手取り裁判を起こした問題を取材。長い間虐待が見過ごされてきた背景を紐解くことで、いまだ根深い障害者差別について考えるドキュメンタリーです。
講評では「北海道恵庭市の牧場で20年を越える長きにわたり、知的障害者が劣悪極まる環境下、無報酬状態で働かされていた。牧場主の病死を経てようやく彼らは裁判に訴えたのだが、以前からその苛酷な実態を知る立場にあった恵庭市が彼らの苦難を黙殺していた不作為状況に言及し、障害者虐待への社会的監視の貧しさに警鐘を鳴らす」と高い評価を受けました。


この番組はエイチ・テー・ビー映像の須藤真之介ディレクターが制作、撮影・編集もエイチ・テー・ビー映像のスタッフが担当しました。


【ディレクター 須藤真之介さんコメント】
「自分の経験をみんなに知ってほしい」

初めて原告の佐藤さん(仮名)と会った時にこう話してくれました。 あの牧場で一体何があったのか、なぜ周りや行政は牧場での問題を見過ごしまったのかをテーマに取材がスタートし、もう1年以上が経ちました。 プロデューサーやカメラマン、編集マンなどとチームで今回の障害者虐待の問題について考え番組を作った結果、このような評価に繋がったのであれば嬉しく思います。 まだ裁判はしばらく続きます。引き続きこの問題について取材・報道し、多くの人に考えてもらう機会になっていただければ幸いです。


【撮影 安達真さんコメント】

事件の背景と原告の闘う姿が視聴者に伝わるような映像表現を心掛けました。これからもカメラマンとしてこの事件に向き合っていきたいと思います。
ありがとうございました。


【編集 橋本庸嗣さんコメント】

知的障害者の虐待疑惑という難しいテーマでしたが、ディレクター・カメラマンが原告男性と信頼を築き取材してくれました。 原告男性の顔を見せられない中、訴えが伝わるように苦心しました。


テレメンタリー2024「沈黙の搾取 見過ごされた障害者虐待」HTBホームページ


ギャラクシー賞ホームページ(NPO法人 放送批評懇談会)


こちらの番組は、「ANN news CH」で、YouTube版を配信中です。



「自衛隊車両海外流出問題 独自の追跡取材で防衛省が動く」が北日本制作者フォーラムで優秀賞


HTB「イチオシ!!」で放送された「自衛隊車両海外流出問題 独自の追跡取材で防衛省が動く」が北海道と東北6県の民放・NHK のテレビ制作者が集う「北日本制作者フォーラム」で応募88作品の中から優秀賞を受賞しました。

陸上自衛隊の高機動車が海外に流出した問題をきっかけに、旭川駐屯地で払下げとなった車両を半年に渡って取材したもので、解体業者の不正や自衛隊の管理体制の甘さを浮き彫りにし、最終的には防衛省が解体業者を指名停止と して再発防止策を講じることになりました。

こちらも担当したのはエイチ・テー・ビー映像の須藤真之介ディレクター。エイチ・テー・ビー映像のスタッフが撮影・編集を担当しています。