ケーブルの断線がないか、ネジのゆるみがないかなど取材で使う機材を入念にチェックします。
毎年mirucaに新しい仲間が加わり、社会人としての第一歩を踏み出します。
入社後すぐにOJTが始まり
現場で仕事を覚えながら放送につながる作業をどんどん実践!
1年生社員の一日をご紹介します。
映像部
HTBのニュース、スポーツ、ドキュメンタリー、情報番組、バラエティなどの撮影・録音・編集を担う映像部に所属する中村さん。
入社直後から毎日様々な現場を駆け回り、最前線で活躍しています。
9:30
ケーブルの断線がないか、ネジのゆるみがないかなど取材で使う機材を入念にチェックします。
10:00
車両に機材を積み込み、出発前の最終確認。
「忘れ物が無いようにすることが何より一番大事」と中村さん。 移動中の車内で打ち合わせをしつつ現場へ。
10:10
この日はとあるイベントの取材です。中村さんはガンマイクと呼ばれる機材で音声を収録します。
きれいに音声を収録するためには
「話をする人のより近くまでマイクを近づけることがとても重要」とのこと。
カメラにマイクが映り込まないギリギリのところまでガンマイクを伸ばします。
12:00
午前の取材が終わりほっと一息。忙しい時は取材の合間に移動中の車内で食事をとることもありますが、通常は社内のグリーンゾーンと呼ばれるフリースペースで落ち着いてランチをとることができます。
13:00
午後は藤澤アナウンサーの胸元にピンマイクをつけて、街の商店街を訪れてのリポート取材です。
藤澤アナや街の人が話す声の大きさを機材で調整しながら収録します。
15:30
会社に戻り、音声業務の次は情報カメラの操作です。「イチオシ!!」のお天気コーナーで全道各地の情報カメラを何台も同時にオペレート。自分が動かした通りの映像が生放送で全道に流れます。
17:30
仕事を始めた時はとにかくおぼえることが多くて頭がパンパンでした。
それでも先輩のカメラマンとコミュニケーションをとりながら日々取材をしていく中で確実にできることは増えてきています。また、取材中は取材相手に集中するだけではなく視野を広くして臨めるようになってきました。
この仕事をしていると、毎日新しい経験をすることができます。普段は入れないところに入れたりする楽しさもあります。野球の取材に行ったときは選手がものすごく近かったです。
今はまだ自分が取材したものがオンエアされるのを見ながら
反省することの方が多いですが
将来は音声のスペシャリストになりたいと思っています。
機材の種類やマイクの向きや距離で全然音が違いますし、音声ってこだわりを持ったら終わりがないものだと思っています。
中村さんはまだ仕事を始めたばかりだけど、しっかりみんなに挨拶して重たい機材をもって頑張ってくれています。
技術スタッフの仕事はカメラマンや記者を支える仕事で、特に長時間のロケとなると大変だと思いますが、つらい表情を見せることなく一生懸命に仕事をしてくれています。ニュースや番組制作には欠かせない大事なスタッフです。
中村さんにはいろいろな現場を経験していい音声になれるよう頑張ってほしいです。
Video Engineer
放送事業部 HTB 放送・ITシステム部派遣
HTBの放送機器ほぼすべてにかかわる放送・ITシステム部に所属する相川さん。現在は主にマスター(主調整室)と呼ばれる場所で勤務しています。
マスターは番組やCMが問題なく放送されるかをチェックし、また緊急速報にも対応するため24時間体制で稼働する、まさにHTBの心臓部です。
9:30
24時間稼働するマスターの仕事は日中に働くスタッフと夜間に働く泊まり勤務のスタッフがいます。
この日の相川さんは日中の勤務。
業務にあたる前に朝会が行われ、昨晩からの泊まり勤務についていたスタッフから勤務中に起こった出来事の引継ぎや注意事項などを確認します。
9:35
朝会が終わると早速マスターの中央にある監視卓に座り、業務開始です。
マスター室には様々なモニターがびっしり!
9:35
入力されたプログラムが表示されるモニターを見ながら放送がプログラム通り正常に流れているか、CMが正しく流れているか、字幕が問題ないか等々確認することは盛りだくさん。
さらに、地震速報やニュース速報などの対応もマスターで行うため、監視卓に座っている間は常に集中力が必要です。
11:30
当番のついている日はHTBの昼ニュース対応のため、一時的にマスター業務をほかのスタッフに引継ぎ、報道スタジオがあるフロアへ移動します。
この日、相川さんが行ったのはニュースVTRやアナウンサーのマイクなどの音の調整。
生放送独特の緊張感に包まれます。
12:30
緊張感から解放されるひと時。
この日はお父さんが作ってくれたお弁当です。
業務は引き継ぎながら行っているので昼休憩は決まった時間に1時間程度とれています。
13:30
再びマスターの監視卓へ。
昼ごはんの後も集中力が必要です。
17:30
デスクに戻りこの日おぼえたことや気付いたことなど、1日の出来事をパソコンでまとめます。
相川さん曰く「備忘録みたいな感じ」だそうです。
勤務中に書いたノートにはメモがびっしり!
疑問に思ったことは周りの先輩に質問して確認します。
緊急時や放送に直接かかわることはとても緊張感がありますが、先輩方がこれ以上ないくらい優しい人ばかりで大切なところは何度でも教えてくれます。
昼ニュースの仕事や速報スーパーを出すなど出来なかったことが1つずつ出来ていくことには達成感がありますし、この仕事をしていると今まで知らなかったテレビの裏側の部分も知ることができる楽しさもあります。
あと、この仕事はリスクヘッジが大切という点ではネガティブな人の方が向いているかもしれません。
不器用さも不安もすべて力になると思っているので、技術に対する好奇心がある人は誰でも目指してほしいと思います。
マスターの仕事って単純に覚えることが凄く多いんですが、相川さんは性格的にもコツコツやってくれるタイプで、教えたことは都度メモを取り、どんどん質問もしてきて、2か月経って一通りのことはできるようになってきたと思います。
マスター監視業務も集中してやってくれてますが、野球中継の時はテンション上げてます。相川さんは野球少年だったらしいです(笑)
この仕事は泊まり勤務の時など1人で対応しなくてはならないことがあるので、相川さんには今後トラブルが起こった時の対応などもさらにできるようになっていってほしいですね。そこの経験はトラブルが実際に起こらないとわからない部分もあるので、経験値が増えてしまう状況は良いとは言えないのですが…。
あとプログラミングも得意みたいなので、ゆくゆくはその能力を発揮してくれることも期待してます。
放送事業部 HTB社会情報部派遣
入社後、北海道で人気の朝番組「イチモニ!」に配属になった田中さん。
スタジオ業務、天気、エンタメ、スポーツ、ミニ特集など様々なコーナーを担当しています。
お天気コーナー担当日の一日を紹介します。
2:30
冬は日の出前のまだ暗い中、出社となります。
2:50
当日のお天気担当スタッフ・予報士と打合せ後、スーパー(画面文字情報)の発注・カンペ作成・コーナー台本作成などOAに向けて準備を進めます。
5:20
スタッフルームから1Fにおり、いよいよOAに向け最終準備です。
5:45
スタジオスタッフとの掛け合いチェック、本番を想定したカメラリハーサルを行います。
6:00
6:02
本番中は、FD(フロアディレクター)として尺管理や出演者のフォローアップを行います。
天気コーナーは2時間の放送の中で毎日5回あります。
8:00
2時間の生放送が終了!
8:45
スタッフで当日のOAを振り返ります。
反省会のあとは、ロケに出たり、編集や翌日以降の準備などをします。
10:30
映像の編集であったり、コーナーづくりなど
勝手なイメージでしたが入社1年目でここまでやらせてもらえると思っていませんでした。
また、わからないことや不安なことなど相談に乗ってくれるディレクターさんもいるので積極的に行動すれば色んな経験をさせてもらえる魅力的な環境です。
ただ、覚悟は必要です
“仲間に愛されること“は仕事をする上でとても大切なことですが、そういう意味では田中くんはイチモニ!のエースです。
正直、日頃の働きぶりはというと…(笑)放送中のスタジオでカメラに激突したり、全く関係のないカンペを出したり。でも、怒る気にならないのが不思議。いつも笑ってしまいます。失敗しても成長しようともがいている彼には、必死過ぎて周囲の人間が見えていないかもしれません。
でも、困っていたら助けてあげたいと思っている仲間は沢山います。いつか、真のエースになってくれると信じて、気長に彼の成長を見守ろうと思います。
©エイチ・テー・ビー映像株式会社