編集の仕事をしています。主にニュースの編集をしていますが、それ以外にもドキュメンタリー、スポーツ、情報番組のVTRなどなど、いろいろなジャンルに携わらせていただいてます。
入社後、結婚・出産を経験しましたが、ずっと編集マンとして仕事を続けています。
mirucaの編集マンはVTRの構成作りにも積極的に関わります。
構成を作る時や編集をする際に意見を闘わせて、良いVTRが出来た時はうれしいです。
仕事をする上でいつも心がけていることは、取材対象者の話をよく聞く(傾聴する)ことです。
また、想像力を働かせること、逆の立場から見たらどうなのか、客観的にみるとどうなのかを常に考えるようにしています。
自分の人生で吸収したことが全て仕事に活かせる。仕事で吸収したことが自分の生活に生かせる点がとても魅力的ですし、やりがいになる点です。
乳がんがテーマのドキュメンタリー「おっぱい2つとってみた」を作った時、生きづらさを抱えている患者さんたちの声を伝えることができ、番組がいろいろな形で派生していくさまに、メディアのすごさと伝えることの責任の重さを改めて感じました。
いくつもの賞を頂いたことも今後の励みになりましたし、「あなたがいてくれたからここまでくることが出来た」と言われたときは本当にこの仕事をやっていて良かったと思いました。
失敗談もあります。
番組編集は尺厳守。一秒のずれも許されません。
しかも計算は60進法でなかなか計算が難しいのです…。
仕上げ作業に出す締め切り直前に尺を1分間違えていたことに気が付いた時は背筋が凍り付きました。(必死に直して間に合いました…)
編集マンは、取材先に赴くことは滅多にありませんが、取材した素材を通して色々な方の人生を垣間見れたり、世の中の事がたくさん知れるようになります。
編集したVTRがきっかけで取材をさせていただいた方が注目されたり、飛躍の一助になったときは自分のことのように嬉しくなります。
今後は、どんな背景を持った人でも楽しく生きやすい世の中に近づく助けになるような仕事がしたいです。
〇テレメンタリー2020「おっぱい2つとってみた~46歳両側乳がん~」
テレメンタリー2020年間最優秀賞
〇HTBノンフィクション(2020年)「おっぱい2つとってみた~46歳両側乳がん~」
第58回(2020年度)ギャラクシー賞奨励賞
2020年日本民間放送連盟賞番組部門テレビ報道番組優秀賞
ドイツ・ワールドメディアフェスティバル ドキュメンタリー部門銀賞
JAPAN PRIZE 2020 グランプリ日本賞ファイナリスト
〇「ピンクリボン活動の18年 おっぱい2つとってみた その前と後」(番組ではないが、ネット配信用のVTRを担当)
2021年日本民間放送連盟賞特別表彰部門「放送と公共性」優秀賞
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